社員インタビュー


PC研修担当  Iさん(中途入社)

【担当業務・仕事について】

現在は新入社員のパソコン研修を担当させていただいています。研修ではワードやエクセルの操作を教えています。研修課題を考えるところから任されているのですが研修を受ける方のパソコンスキルは人によって異なりますので課題もそれに応じて変えています。簡単で退屈にならないように、また初心者の方には難しくならないように工夫しています。そういった課題を考えるのは難しいですが、同時に楽しくやりがいも感じています。

また、実際の研修の場面ではどうしたら理解してもらえるか考えながら研修を行っています。しばしば難しい言い方で説明してしまうことがあるので、理解していないと感じたときには同じことを別の言い方で説明したり、実際に手を動かしてもらうことによって理解を深めてもらっています。研修を受けている方の分からないという顔が分かったという表情に変わったときはとてもうれしく感じます。これからも、様々なレベルの方に合った課題を作成し、実際の研修場面ではより深い理解を得てもらうようにとり組んでいきたいと思います。

【東京都ビジネスサービスに入社した経緯・理由】

私の障がいにはちょっとしたことでも不安を抱えることが多いという特性があり、就職に臨むことは勇気を必要とするものでした。就労移行支援事業所のことを知り自分にも前向きな就職ができるのではないかと考え通所することにしました。

就労移行支援事業所では好きなパソコンに関するスキルを身に付けることを重視してトレーニングを行っていました。その時に行った実習でパソコンのインストラクターの補助をしました。その経験を経て自分の持っている技術を教えることを仕事にしたいという漠然とした思いがわきました。

パソコンに関する仕事を探していた時に東京都ビジネスサービス株式会社の求人と出会いました。直接やりたいことと結びつくかどうかはわかりませんでしたが、障がい者雇用に長年の実績のある会社だということを知り、自分も活躍できる場所かもしれないと思い強く志望するようになりました。

不安はチャンスに変えられる

配属してからすぐにカタログ発送の業務を任されました。初めはメールで注文のあったカタログを封入して発送するだけでしたが、発送用のラベル作成も任されるようになりました。

毎日午後4時までに全て発送を終わらせなければならず、そのことがとても不安でした。そこでラベル作成の工程を短縮することで、発送業務をもっと早くできないかと考え、そのことをサポートの方に相談しました。すぐに理解していただきエクセルのシステム改修を行い業務に余裕を持つことができ不安はなくなりました。

カタログの業務でもう一つ不安がありました。発注業務を行っていたのですが、カタログが足りなくならないか、逆に在庫を多く抱えてしまわないか不安になりました。その当時は長年その業務にあたっていた方が、経験で発注量を決めていました。私は経験がなく発注業務は手探りで行っていました。面談でその不安をサポートの方に話し在庫管理表を作成するという案が浮かびました。すぐにそれを実行に移し、在庫が見える形になりました。これを機会に在庫管理の本なども読み、発注業務を深く知ることによって不安は取り除かれました。

このように不安を抱えながらの業務でしたが、サポートの方に相談することによって、解決の糸口が見つかりました。自分の中にある不安は業務改善につながるチャンスなのではないかとこのころ思い始めました。

これから就職を考えている人に

入社から一年半ほどたち現在はそうしたパソコンのスキルが認められパソコン研修の社内講師をさせていただいています。目の前の仕事を一生懸命行っているうちに、いつの間にかやりたいと思っていたことにたどり着いていました。

今でも仕事の上で不安を持つことはありますが、そのような時は上司やサポートの方と深く話し合いをすることで克服しています。

私の中の不安は業務改善をするきっかけなのかもしれないと思えたことは仕事をしていくうえでも人生のうえでもとても大切な気づきとなりました。障がいを抱えながら就職するというのはとても勇気がいることかもしれません。しかし、一歩踏み出すことで、貴重な経験をするチャンスを得られると思います。

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